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執筆者の写真Koji Ishida

引越 -Restart-

更新日:2019年10月7日



ロンドンでの生活も早4ヶ月。 実は3ヶ月くらいでもう既に飽きてしまっていた自分がいた。 (僕はもの凄く飽きっぽい...) 学校、仕事、家、毎日同じルーティン。 日本人だらけの環境も嫌だったので、ここで気分も新たに引っ越しをすることに。 身の回りの環境は黙っていても変わらない。 自ら変えようと意識して動くしかないんだ。 引っ越しと言っても姉から借りた赤いリモワのスーツケースと、


大好きなアンジェリーナ・ジョリーがデスクトップにいる、 愛用の黒いMacbookを持って移動するだけ。 実に気軽で簡単だ。


ロンドンの街は色々な国から移民してきているので、世界中から色々な人種の人が住む。 でもやはり皆同じ国どうし、同じエリアに住む傾向にある。 これは東京でも一緒で、どうしても同じ地方出身のグループでつるんでしまうんだ。 今までは治安も良いと言われ、日本人も多く住む北のエリア 「MAN0R HOUSE(マナーハウス)」から、 次は治安が良くないと言われ、日本人が寄り付かない南のエリア 「BRIXTON(ブリックストン)」へ移ることにした。


日本人しかいなかった前のフラットから、新しいフラットメイトはタイ人とイギリス人、そしてクラスメイトの日本人と僕の4人で過ごすことに。 BRIXTONはいわゆる黒人地帯。 僕はそんな街に他の人種が怖がって寄り付かないのはなんだか差別のような気がしたし、 元々ブラックカルチャーとか音楽も好きで、黒人も好きだった。


やはり住めば都。 確かに日本人を含めアジア人はほとんど見かけない。 でも、結局どこにいようが危険な目に合うときは一緒で、自分の身は自分で守るしかない。 僕は幸い、背も大きかったので「お前は日本人なのになんでそんなでかいんだ?」 と言われることもあるくらいで、運も良かったのか危ない目には一度も遭わなかった。 少なからず見た目の問題はあるような気がするから、 外国人にも負けないくらい大きく育ててくれた親には感謝しなきゃなと思った。 そして色んな街を見て気づいたこと。 それはどこの街でも、南西のエリアが人気だということ。 東京だと世田谷区、札幌だと円山。 ロンドンもパリも。 不思議だなぁ。 というわけで、可愛い部屋ともお別れ。

心機一転新しい生活のリスタートだ。



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