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  • 執筆者の写真Koji Ishida

London Fashion Week

更新日:2019年11月4日


せっかくロンドンにいるんだから...と思い立ってロンドンコレクションに潜入してみた。 と言っても基本関係者しか入れないから、東京時代の肩書きを使い、 日本から来たバイヤーだとアポを取ってみたら案外あっさりOKが出て、 「INTERNATIONAL BUYER」として登録出来た。 なんでもやってみるもんだなぁと...


自分が出た「Japan Fashion Week(東京コレクション)」とシステムはかなり近いものがあった。 (まぁ日本が真似しているのかもしれない) でもやっぱり東京よりロンドン、ロンドンよりミラノ、ミラノよりニューヨーク、

ニューヨークよりもパリなのかなぁと思う。 いつかミラノ、ニューヨーク、パリのコレクションもこの目で観てみたい。



専門学校の院長が言っていた忘れられない言葉がある。 「洋服は西洋から来た文化だから、ヨーロッパが本場。その歴史に日本は勝てない。」 本当にその通りだなと感銘を受けた。 だからヨーロッパに一度は住んでみたいと思ったのかもしれない。 僕が服を作りたくなった一番のきっかけは、日本で自分に合うサイズの服がなかったからだ。 だけど海外で買う服は本当にピッタリで嬉しかった。 日本ではだいたいのインポートブランドも日本企業がライセンスを取って、 日本人の体型に合わせた日本規格で商品を作っている。 じゃないと売れないからだ。 (最近は海外規格のまま入ってきているブランドも多い)

さて、そんな海外生活も残すところ3ヶ月ちょっと...

ロンドンにはもう満足していた僕は、帰国するまでに出来るだけ行きたい国へ行ってみようと計画していた。


そんな海外への憧れが強かった自分も、いつのまにか愛国心の方が強くなっていた。 「帰ったらどこに住もうか?やっぱり古都・京都には住んでみたいよな...」 そんなことを考える日々。 外国人が最も日本らしい街・京都に行きたがる気持ちが今ならすごくよく分かる。 不思議なことに兄は京都、姉は金沢と日本でも歴史の残る街に住んでいたことがある。 だけど、帰国していきなり関西に住んでも全く知り合いいないし完全にアウェイ... そこで出た結論は知り合いも多く住む東京からアクセス出来る古都・鎌倉だった。

ロンドンに行くまでは札幌に帰ろうと思っていた僕の人生プランにはないシナリオだった。 「ちょっとだけ寄り道して帰ろう」 これが僕の人生において、かなり大きなきっかけになろうとはまだ気づくはずもなかった。


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