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  • 執筆者の写真Koji Ishida

Good bye Tokyo

東コレの展示会も終わり、一段落...


と思ったら中目黒のお店が街の再開発に伴い、立ち退きしなければならなくなった。


幸い、オーナーは渋谷にも物件を持っていて、お店はそっちに移転することになった。


渋谷は割と広いスペースだったので、IIDの事務所も契約を解除して、


新店舗をアトリエ兼ショップとして再スタートすることに。



そして、僕はこのタイミングでスポンサー契約解除。


東コレという目標を達成した僕は正直もう東京に用はなかった。


チームシャミも事実上解散となり、今後は中野が一人でお店を続けていくことに。



こうして僕の東京生活は終わりを迎えた。


なんとも濃すぎる4年間だった。



そんな東京で特に好きだった景色は、東京タワーと桜。


眠らない日本の首都の夜景は本当に綺麗だった。


また、川沿いの桜並木で夜桜を眺めながら歩くのも最高だった。


コレは札幌にはない美しさだと思う。


でも人が多すぎるからもう住みたくはない。


たまに遊びに行くくらいがちょうどいいかもしれない。



僕は昔から海外への憧れが強く、


実は学生のときは東京に行くか、海外に行くかで悩んだこともあるくらいで、


ずっと海外に行くタイミングは探していた。


僕が狙っていたのはワーキングホリデー(ワーホリ)


名前の通り休暇をしながら、現地で働くことができる制度で、


そんなにお金がなくてもなんとか生活することが出来る。


渡航出来る国はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランドなどがある。


日本人が一番簡単に行けて人気なのはカナダ、オーストラリアあたりだろう。



僕はイギリスに決めていた。


初めて訪れた外国が専門学校の研修旅行で行ったロンドンだったからだ。


でも、当時はワーホリで渡航出来るのがイギリスだけは25歳までで(※現在は30歳まで)



ビザも抽選で年間に行ける人数が決まっていた。


ラッキーなことにその抽選に受かったんだ。



当時25歳、コレは行くしかないといつでも渡航出来るよう手続きだけは済ませていた。


英語は好きだけど会話が出来るレベルではない。


流石に不安だった僕は、渡英経験のある人、イギリス人の友達がいる人など、


周りのあらゆる人に情報を求めた。


その中で特に印象的だったのが渡英経験のある札幌の恩師に話を聞きに行ったときのこと。


「俺はそのうち沖縄に移住しようと思ってるよ」


なんで?って聞くと南の方が何もなくても、最悪裸でも生きていけるから。


争いが起きるのは北なんだよと。



なるほど...確かに北に行くほど生きる為に文明を築かなきゃならないし、欲も多い。


だから争いが起きるのか...


なんとも深い、けどすごくシンプルな考え方で、視野が広いんだろうなぁと思った。



そんな感じで出発前に色々な人と会い、なんとか最初に居候させてくれる人を見つけた。



ロンドンへ旅立つ前日、仲間たちがサプライズパーティーを開いてくれた。


翌日、空港に向かう成田エキスプレスの中で滅多にない親友からのメッセージが届いた。


「がんばれよ」


涙が止まらなかった。




バイバイ東京!


行ってきます!!






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