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七里ヶ浜

  • 執筆者の写真: Koji Ishida
    Koji Ishida
  • 2020年11月2日
  • 読了時間: 2分


せっかく海の近くに住んでるんだし、どうせなら海沿いのお店で働こう。


そういえば東京時代にルームシェアしていた友達が鎌倉・七里ヶ浜で働いているのを思い出した。


七里ヶ浜(通称・七里)は日本の渚百選の一つ。


サーフスポットとしても有名で、江ノ電でも行くことが出来る。


個人的に大好きだったのは隣の駅の鎌倉高校前。


駅は道路を挟んで海の目の前にあり、ホームに降りた瞬間にオーシャンビュー。


スラムダンクでも描かれている場所だ。




愛車のルイガノ(チャリ)で海沿いの道「R134」を走る。


辻堂から七里まではチャリで30分ちょっと。


そんなに近くはなかったけど、江ノ島を越え、海を眺めながら走るのは最高に気持ち良かった。


友人はオーストラリアから来た世界一の朝食と称される「bills」の日本進出第一号店で働いていた。


ここが日本のパンケーキブームの火付け役とも言われ、行列必須のお店だ。


七里に観光客が押し寄せるようになったのはこの「bills」がきっかけだとか…


残念ながらこのときはスタッフを募集してなかった。


でも、友人からすぐ近くで募集しているお店があるよと情報をもらった。


それがまだ七里にOPENしたばかりのDouble Doors」だった。


お店は「bills」から道路を挟んですぐ隣にあった。


一目観て衝撃を受けた。


白い外壁にブルーに塗られたドアと窓枠、海を眺められるテラス席。

まさに「Cafe del Mar(海のカフェ)」

そこには僕が地中海で観たような景色があったんだ。



「ここで働きたい」


まずは家に帰ってこのお店について色々調べた。


完全にアウェイの見知らぬ土地での事前リサーチは必須。


すると当時は良く使っていたSNS「mixi」でこのお店のコミュニティがあり、求人情報を見つけた。



すぐにその情報を載せていた管理人さんに問い合わせた。


面接の日が決まり再び七里へ。


「2年くらいしか働けませんが…」


地元札幌に帰ることを伝えた上で働かせてもらうことになった。

それから僕は毎日のように絶景を眺めながら海沿いを走った。 愛車は錆びてもう動かないけれど、毎日表情を変える七里のサンセットには本当に心が洗われた。



てっきりお店の人かと思っていたmixiの管理人さんはお店の常連客だという。


それがまさか後に自分の結婚する相手になろうとはこのときは思いもしなかった。




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