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  • 執筆者の写真Koji Ishida

世田谷ものづくり学校

会社を辞め、独立した僕らはまず活動拠点となる事務所を探すことにした。 家でやってても仕事とプライベートを分けるのはなかなか難しい。 やるからにはきっちりしたかった。 そんなある日、たまたまテレビを見ていたら近所に面白い施設があると知り、すぐ見に行くことに。


雑誌やテレビで見たものが、すぐ手の届く場所にあるのも東京ならではだ。


日本初の廃校跡地再生プロジェクト。 通称「IID 今は施設自体が法人化しているようだが、仕掛けたのはIDEE創始者の黒崎さんだ。 僕も何度か話をしたことはあるけれど、本当に先を行き過ぎてて次元が違う人だった。 元々中学校だった造りをそのまま活かして、教室をオフィスとして貸すという実に東京らしい、ハイセンスで斬新なアイディアだ。 中には様々なジャンルのクリエイターがオフィスを構えていたり、カフェやギャラリーも併設していた。 今のシェアオフィスやコワーキングスペースの走りと言ってもいいだろう。 それをもう10年以上も前にカタチにしちゃってるんだから恐ろしい...





その中で創業支援ブースという教室を何分割かしたスペースがあった。 駆け出しの事業を応援してくれる、正に自分たちの為にあるような場所だった。 奇跡的に空きがあったので、早速僕らは入居したいと申し込んだ。 書類選考、面接、書いたことのない事業計画書を作り何度も通った。 今考えれば他にも入居希望者がいる中、よくあんな事業計画で審査が通ったなと思う。 若さ故の熱意と勢いだけは伝わったのかもしれない。 でも、結局はそういうシンプルで真っ直ぐな想いが一番大事な気がする。 こうして僕らは入っているだけでも宣伝効果(ブランド力)のある場所に、運良く小さな事務所を構えることが出来た。 あのときなんとなくテレビを見ていなければ、またすぐに見に行かなければ今の自分はいないかもしれない。

人生はタイミングが全てなんだ。

チームシャミ (中野恵介 × 石田康司)

「その一線を超えたおもしろさ 俺らに出来ること 俺らにしか出来ないこと」 をコンセプトに未だかつて類にみないリメイクを展開するアパレルデザインチーム。


僕らはこのIIDを拠点に作品づくり・ワークショップ・展示会・イベントなどPRをしながら、 やるからには天辺を目指そうと目標を掲げた。

「ROAD TO TOKYO COLLECTION」

日本で一番有名なファッションショーである東京コレクションを目指して。 #世田谷ものづくり学校

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