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執筆者の写真Koji Ishida

上京物語〜三軒茶屋〜

東京で住むときにどこに住んだらいいのか? 地方から出てくれば最初は土地勘もなく、なかなか悩むところだ。 ネットだけで情報を集めるとつい家賃が安いエリアを選びがちだけど、 正直住む場所は活動拠点になってくるし、かなり大事だ。 とは言っても東京は札幌の倍くらいの家賃。 (今考えると札幌が安いだけなんだけど...) 通勤に一時間以上かけるのも普通。 僕も最初は家賃だけ見てちょっと外れの街にしようかなと思っていた。 でも、上司に相談したところ「デザイナーがそんな街に住むな」と一蹴された。 本当その通りだと思う。 デザイナーたるもの、住むところ・食べるところ・遊ぶところ...etc 身の回りの環境全てを意識して高める必要があるのだから。 それから本屋で東京の住みたい街ランキングとかをチェックして、 家賃とか気にせず、自分が住んでみたい場所を探した。


Sangen-jaya Station

「三軒茶屋」 渋谷から近いのと、なんとなく名前の響きが気に入った。 結局、僕の東京生活4年間は全てこの三軒茶屋界隈で過ごした。 世田谷線を始め、昭和レトロな古い部分と新しい部分が絶妙に共存する魅力的な街で、

駅前の商店街には小さな飲み屋やお店もたくさんあって、本当に過ごしやすく人気なのも分かる。

Sancha Patio

東京は各駅に商店街がある。 商店街の雰囲気って札幌にはあまりないんだけど、情緒があって温かくて僕はとても好きだ。 これも歴史的な背景があって、きっと商店街を中心にちょっとずつ街が栄えていったんだろうなと感じさせてくれる。

Nostalgic & Retro Street

札幌の場合は新しく計画されて出来た街だからか、そういう商店街とか歴史的な部分はあまり感じられない。 まぁよく言えば北海道はアメリカみたいなところだ。 道路も信じられないくらい広い。 札幌の人は新しいものが好きで、服にしても割とこ綺麗なものを好む傾向にある。 それも土地柄、新しい街で綺麗だからなんだと思う。

そんな地元札幌のことも東京に住んで初めて分かったこと。 離れてみなきゃ気づかないことはたくさんある。 今まで札幌がスタンダードだと思っていたことも実はそうではなく、 ここ東京が日本の中心なんだなぁということに気づかされたのは、僕の人生においてかなり大きい。 よく北海道は「試される大地」とか言われるけど、肝心の道民はその可能性に気づいていない。 だから道民は一度北海道から出るべきなんだ。

道民よ、もっと視野を広く!外を見よ!



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